5月19日(土)・20日(日)、秩父歌舞伎正和会第30回定期公演が、道の駅ちちぶ特設会場「平成秩父座」で開催されました。同会の歌舞伎上演の他、子ども歌舞伎、秩父屋台囃子や神楽、獅子舞等も上演され、秩父の伝統芸能を堪能できる2日間となりました。※取材日 5月20日(日)
また会場の一角では、写真家山口清文氏が撮影した同会の役者たちの写真が飾られ、来場者の目を楽しませていました。
また、併設された「B級グルメ旨いモノ祭り」には全国からグルメが集結し、大道芸や猿回しも催され、家族連れやカップルも楽しめるイベントになりました。
※取材に当たり、秩父歌舞伎正和会様のご協力をいただきました。
[記事:masaru]
5月13日(日)、横瀬町町民会館大ホールで、横瀬人形芝居が行われました。
この人形芝居は安政年間(1854~60)に横瀬地方に伝わったとされ、昭和52年に埼玉県指定無形民俗文化財に指定。かつては秩父織物の宣伝活動で、東京や名古屋でも公演するほど人気を博しました。
※取材にあたり、横瀬人形芝居保存会にご協力をいただきました。
横瀬人形芝居は人形をひとりで操り、遣い手が人形の背中から手を差し入れる技に特徴があります。小さな舞台で農家の座敷などで演じるのに適した小ぶりの大きさで、「豆人形」とも呼ばれています。さらに人形芝居には珍しい「廻り舞台」を持ち、その演出にも一見の価値があります。
当日は「小栗判官実動記-親子対面矢取の場」と「「芦屋道満大内鑑-葛の葉狐別れの場」の二幕が上演され、来場者は伝統芸能の技に酔いしれていました。
[記事:masaru]
埼玉県秩父地方にある武甲山で山開きが行われました。
この山開きは、毎年5月1日に同山の山頂に鎮座する御嶽神社において登山者や山で生活する人間の安全を祈願する目的で行われます。
秩父地方のシンボルでもある武甲山は標高1304メートルで、登山道も整備されており毎年初心者からベテランまで多くの登山客で賑わいます。



この日はあいにくの曇天でしたが、天気のいい日は山頂から遠くの山々まで見渡すことができます。山開き当日は観光客や登山者など様々な人で賑わっていました。
[記事:kuwahata]
4月20日(金)・21日(土)の2日間、小鹿野の春祭りが行われ、大勢の見物客で賑わいました。(取材日:4月21日)
小鹿野の春祭りは、埼玉県秩父郡小鹿野町にある小鹿神社の例大祭で、毎年4月第3土曜日とその前日に行われます。 傘鉾2基(腰之根傘鉾、新原傘鉾)と山車2基(上町屋台、春日町屋台)が、「金棒突き」と呼ばれる華やかな衣装の女の子たちに 先導され町内を曳きまわされます。
小鹿神社境内では所作や神楽が奉納され、秩父屋台囃子が鳴り渡ると、祭りはクライマックスを迎えます。
神職のお祓いが済んだ4基の傘鉾・屋台が出発し、「ワッショイ!ワッショイ!」の威勢のいい囃子手の掛け声が桜満開の境内に響き渡り、秩父路に本格的な春の訪れを告げていました。
[記事:masaru]
埼玉県秩父市の武甲山資料館において「チチブイワザクラ」の展示が始まりました。
チチブイワザクラはサクラソウの仲間で、秩父の岩場に生えていることからこのように名付けられました。花は赤紫色で直径2~3センチほどです。茎や葉裏に赤い細かい毛があるのが特徴です。
現在は、武甲山の一部にだけ自生している珍しい植物だといわれています。
武甲山に関する様々な資料が展示してある武甲山資料館に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
~展示期間~
4月18日~5月2日(花の状態により変更になる場合があります)
武甲山資料館の情報はこちら→武甲山資料館
[記事:kuwahata]
秩父市荒川白久地区の豆早原(ずさばら)公会堂で、「白久の串人形芝居」が行われました。
昨年は東日本大震災の影響で中止でしたが、2年振りの公演に関係者一同感慨深げでした。
同芝居は幕末の頃、地元の人々が卵の殻に顔を描いて人形を作ったのがその起源といわれます。義太夫の語りに合わせ、一体の人形を二人で操り、人形の手の操作に竹串を使い全国的にも珍しく、昭和48年11月5日に国選択無形民俗文化財、昭和52年3月29日に埼玉県無形民俗文化財に指定されました。
同芝居に使われている人形は約体長60cmで、首・眉・目などを動かして人形の喜怒哀楽を表現します。さらに、「主遣い」と、主遣いの後ろで振りに合わせて手さばきする「手遣い」の息の合った操作で、あたかも人形に命が宿ったような生き生きとした表情が特徴です。
[記事:yokoyama]
埼玉県秩父市黒谷に鎮座する聖神社において、例大祭が取り行われました。
和同開珎が祀られている同神社は地元の人々からも銭神様と呼ばれ、お金儲けの縁起の神様として地元の人達に親しまれています。宝くじ祈願やビジネス開運祈願など多くの人達が訪れます。

この日は、地元でもある「黒谷の獅子舞」が奉納され、訪れた人は縁起の良い同神社で御利益に授かろうとしていました。
[記事:kuwahata]
4月8日(日)、桜花爛漫のジオパーク秩父を訪ねる「秩父いってんべぇウォーク」が開催されました。当日は春の暖かい陽気に恵まれ、多くの参加者が秩父市役所歴史文化伝承館前で受付を済ませた参加者たちは、5km・10km・20kmから好きなコースを歩き、春のジオパーク秩父を満喫していました。
当日は5Km、20kmコースの参加者にワンポイントジオ講座と題して、ジオパーク秩父の魅力を専門家がガイドしました。ジオパーク秩父Webサイトはこちら
※写真は20kmコースの様子です。
[記事:nakajima]
埼玉県秩父市の秩父神社において、「御田植祭」が行われました。
同神事は、埼玉県無形民俗文化財に指定され、毎年4月4日に行われます。
同神社で、春の農作業に先立ち豊作を祈願し境内を神田に見立て、苗代作りから種蒔き、田植え、収穫までの模擬的水田耕作を行います。
同神事は、埼玉県内では低地の稲作地帯には見当たらず、山間の秩父地方に伝承されていて珍しいとされています。
この日は平日でしたが、たくさんの観光客やカメラマンで賑わっていました。
秩父神社の詳しい情報はこちら→秩父神社
[記事:kuwahata]
3月11日に秩父市山田の恒持神社例大祭が開催されました。このお祭りは、「山田の春祭り」と言われ、秩父地方に春を告げる祭りとして有名です。
当日は午前11時頃には関係者や各町会の山車が恒持神社に集合して祭典が行われました。
同祭りでは、江戸時代より伝わる山組・本組(荒木)の屋台2台、上組(大棚)笠鉾1台が曳きまわされます。
午後は1時頃から曳きまわしが行われ午後3時ごろ御旅所である八坂神社で祭典が行われます。夜には花火も打ち上げられ、春の夜空を彩っていました。昨年は東日本大震災の影響で花火の打ち上げが中止されましたが、今年は予定通りに開催され関係者は安堵していました。
※取材にあたり山田の春祭り関係者の方々にご協力いただきました。
[記事:kuwahata]