10月22日(土)・23日(日)の2日間、浦山の大日堂で獅子舞が行なわれました。
初日は、あいにくの雨となりましたが、例年通り、多くの参拝者や見物客、カメラマンで賑わっていました。
午前9時から午後3時頃まで、6頭の獅子が「剣がかり」といわれる、悪疫払いの舞を奉納し、参拝者の安全を祈願します。「祈願ざさら」と呼ばれる舞は、参拝者の祈願が目的で、参拝希望者が揃うと舞がひとつ行われます。
同獅子舞は、跳んだり跳ねたりする、激しく勇壮な舞です。大日堂に集まった参拝者の周りを舞い、悪疫の退散を祈願します。大日如来は、未(ひつじ)・申(さる)年生まれの人の守り本尊で、毎年熱心な信者で賑わうのが特徴です。
※取材は22日(土)に行ないました。
※取材に当たり、浦山大日堂獅子舞保存会様のご協力をいただきました。
[記事:yokoyama]
10月11日(日)秩父市下吉田・椋神社で龍勢まつり(椋神社例大祭)が行われました。
朝8:40から夕方4:45まで、ほぼ15分おきに打ち上げられた計30本の龍勢は椋神社に奉納されました。
今年は秩父が舞台のアニメーション「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の効果で今年は例年より約2万人多い、11万人の人出でした。
龍勢まつりでは、伝統を受け継ぐ27流派により、独自の工夫を凝らした龍勢が打ち上げられます。別名、「農民ロケット」とも呼ばれ口径10cmほどの火薬筒を長さ15m余りの青竹にしばりつけたもので、これを櫓にかけて点火すると300mも上空に舞い上がる様が昇天する龍の姿に似ていることから、その名が生まれたといわれています。
東西、東西・・・で始まる口上の後、流派や奉納者が紹介されます。
龍勢煙火は、口径10cmほどの火薬筒を長さ15m余りの青竹にしばりつけたもので、これを櫓にかけて点火するとロケットのごとく噴進式によって300mも上空に舞い上がります。30本中26本は見事に打ち上がり、県内外から集まった大勢の見物人から歓声と拍手が湧きあがっていました。
取材にあたり龍勢保存会、秩父市役所吉田総合支所、貴布祢神社神楽保存会の方々のご理解・ご協力をいただきました。
[記事:yokoyama]
横瀬町の武甲山御嶽神社で里宮の神楽が奉納されました。
同神楽は町指定無形民俗文化財で、毎年4月15日と10月1日に行われます。
文禄5年(1596)鉢形守城日下部丹波守が、古例にならい武運長久、百穀豊饒(ひゃっこくほうじょう)を祈り奉奏したのが起源とされています。
その後一時中断されていましたが、文政元年(1818)に武甲山の神徳をたたえ神楽の隆盛を願って、神楽講中を勧進して復興したものです。
現在舞われている座名は、「翁渡し」「御姫舞」「剱鍛」「天狗舞」「神招き」「大多福」「岩戸開き」「稲作り」「大黒舞」「魚漁り」「隠箕隠笠」「変面想」「大蛇退治」「終修祓」の14座です。
お囃子は大太鼓、小太鼓、笛からなり、囃子方は舞台ではなく、楽屋内から舞を見ながら奏することが特徴です。特に「大黒舞」は、三宝に載せた供物(くもつ)を見物客に振舞うため、子供たちからも人気です。
この日も、たくさんの見物客や子供たちで賑わっていました。
[記事:kuwahata]
8月28日、秩父市三峰の三峯神社において「三峰の獅子舞」が行われました。同社は標高約1,100mの三峰山の山頂付近に鎮座しており、この日は同社の末社でもある諏訪大社の祭行事の中で、「三峰の獅子舞」が奉納されました。
「三峰の獅子舞」の特徴は、庭一面に敷き詰めた畳表の上を、白足袋に袴姿で静かに舞う姿です。とても優雅で女性的です。そのため、「じょなめき」「お座敷ざさら」「御殿ざさら」とも呼ばれています。
早朝から小雨が降りしきる中、奉納の舞は本殿の中で行われました。本殿の神秘的な雰囲気と獅子舞が見事に調和していました。
その後、昼前には天気も回復し、興雲閣の前で行われた奉納の舞では、たくさんの観光客やカメラマンが、見事な舞を楽しんでいました。
※取材に当たり三峯神社様のご理解ご協力を頂き、取材させて頂きました。
[記事:kuwahata]
長瀞、秋の観光の見所のひとつ「長瀞七草めぐり」。
訪れる人々の安全を祈願する「七草寺霊場オープン法要」が長瀞町の法善寺にて行われました。
この法要は今年で29回目を迎え、多くの参列者が感謝の思いを込めて読経を行います。
また、法要が行われるお寺は毎年持ち回りで変り、今年は藤袴(フジバカマ)の寺、法善寺で行われました。
[記事:yokoyama]
8月16日(火)はお盆休みで、わざわざ東京からカメラを持って電車で来られた方もいました。また初めて獅子舞をみる子供たちは、獅子舞に食べられないか祖母に心配そうに聞いている姿がとても可愛らしかったです。
去年から舞をする場所にはブルーの天蓋が設けられ暑い日差しを遮る工夫がなされています。
当日はうだるような暑さだったので、獅子舞の男性、花園を表現する花笠の女の子達に水分補給や気分が悪くないか関係者が演目途中に一人ひとりに声をかけ気遣う姿が印象的でした。
獅子舞は「ササラ」と呼ばれ、竜源寺に住職として移り住んだ越後国魚沼郡妻有十日町来迎寺の生阿蓮心比丘という僧侶が、村越五右衛門の協力によって村の若者に伝えたといわれています。
獅子舞は主に悪魔悪病払いの祈願として行われ、朝9時から17時までの間、「幣掛り・眼忍び・蛇掛り・十文字・花掛り・女獅子隠し・竿掛り・白刃」の演目順で奉納されます。
[記事:akko]
8月16日(火)に荒川上田野の船川区にある千手観音堂で「千手観音信願相撲」が行われました。
身体健全、無病息災を祈願し、相撲を奉納するもので、相撲は二番取りで始めの一番で勝った方が二番には負けて1勝1敗とする勝敗なしの取り組みが特徴です。
小学低学年の部では、最初の一番で負けてしまい悔しさのあまり泣いてしまう子がいたり、自分より体の大きい相手に盛んに攻める子、クルリクルリと土俵いっぱいを使い、勝負する子など観客から温かい拍手と声援が飛び交い、心温まる取り組みが胸に残りました。
[記事:akko]
8月16日は旧暦の盆送りにあたり、例年行灯まつりが盛大に開催され、百八灯行灯、墓前行灯や卒塔婆のお焚き上げも行われます。
今年の聖地公園行灯まつりは、9,200基を超える行灯が用意され、参列者は祖先の霊の冥福を祈っていました。さらに、スターマインの打ち上げや秩父屋台ばやし演奏大会等が行われ、大変賑やかなお祭りとなりました。
なお、今年の献燈料の一部は、東日本大震災への義援金として、被災地の復興に役立てられます。
[記事:masaru]
秩父・長瀞の岩畳で15日、長瀞船玉まつりが行われました。
今年は世界的にも著名な旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」への掲載もあり、例年より大変多くの人出で賑わいました。
船玉まつりは船の船頭が水神様を祀り、水上安全と水難供養を行ったのがこのお祭りの起源であると言われています。100年以上続く長瀞の伝統的なお祭りです。
今年は東日本大震災からの復興を願い、約1,200個の灯籠も流されました。
灯籠のろうそくの光が川面を照らし、とても幻想的な光景でした。
19:30頃からの花火大会は岩畳対岸から打ち上げられ、スターマイン、尺玉、仕掛け花火など、3,500発の大迫力に、観客からは大きな歓声が上がりました。
※取材に当たり長瀞宝登山神社様、長瀞町役場観光課様、長瀞町観光協会様のご理解ご協力を頂き、取材させて頂きました。
[記事:yokoyama]
毎年7月の第4日曜に開催されている甘酒まつりが、熊野神社境内で行われました。
この祭りは熊野神社祭礼のつけ祭りで、氏子が下帯と草履だけで甘酒を掛け合い悪病を退散させる行事です。また甘酒を掛け合うことから甘酒こぼしともいわれる奇祭としても有名です。
当日は多くのカメラマン、観光客の人々で賑わっていました。
[記事:chishima]