横瀬町の寺坂棚田において、「ホタルかがり火まつり」が開催されました。
埼玉県内最大級の寺坂棚田で、棚田を楽しむイベントとして平成20年から開催されています。
武甲山を背景にする約5.2ヘクタールの広大な棚田に、夕方から約500個のかがり火に点火が行われ、田園を飛翔するホタルのように辺りが照らされます。
さらに、棚田の中央では二胡やコカリナの演奏も披露され訪れた人を楽しませていました。
取材当日は天候に恵まれ、かがり火が作り出す美しい棚田の風景を見ようと、約12,000人の来場者が訪れていました。
5月12日(日)、横瀬町町民会館大ホールで「横瀬人形芝居」が行われました。
今回は「江戸紫恋の緋鹿子 八百屋お七吟味の場」「桜草語より 浅倉川渡し場の段」の2演目が上演されました。
横瀬人形芝居は安政年間(1854~1860年)に伝わったとされ、昭和52年に埼玉県の無形民俗文化財に指定されました。人形1体をひとりで操ることが大きな特徴で、右手で人形の動きや手振りを、左手で人形の裾をさばく遣い方が茶道のふくさの所作に似ていることから「ふくさ人形」とも呼ばれています。
また、舞台中央には一辺2.1メートル、高さ87センチメートルの人形芝居では国内唯一となる「廻り舞台」があり、場面が変わる際に舞台が回転し、背景を即座に変える演出が見られます。
幕間には地元の子供たちによる秩父屋台囃子の演奏も行われ、会場に訪れた人々は伝統芸能の技を楽しんでいました。
横瀬町の武甲山御嶽神社、里宮の神楽の様子です。
この神楽は毎年4月15日の祈年祭と10月1日の例大祭で年2回奉納され、起源は文禄5年(1596)と400年以上の古い歴史があります。大太鼓・小太鼓・笛の囃子方が舞台ではなく、楽屋内で演奏する「隠れ囃子」が特徴です。
全部で14座奉納され、特に「大黒舞」は舞台から見物客に向けて供物(くもつ)が振舞われるため、地元の子供たちが多く集まります。大黒様が振舞いをするタイミングに合わせ、子供たちが元気いっぱいに両手を上げている姿が印象的でした。
2013年4月7日(日)、横瀬町宇根地区で「天王様(てんのうさま)」と呼ばれる宇根の春祭り(八阪神社例大祭)が行われました。
このお祭りは毎年4月の第一日曜日に行われ、上組・下組2基の笠鉾が宇根地区を曳き回されます。
このお祭りでは誰でも笠鉾を曳くことができ、飛び入りの観光客や地元の子供たちが一緒に参加できます。地元宇根社中による秩父屋台囃子の笛太鼓、囃子手となった子どもたちの「ホーリャイ」という声、そして笠鉾を曳く人々の掛け声が春の横瀬町に響いていました。
埼玉県横瀬町にある、札所八番西善寺(さいぜんじ)コミネカエデの紅葉の様子です。
秩父三十四観音霊場のひとつである同寺のコミネカエデは、樹齢500年で幹の周囲3m、高さ10m、枝張り南北18m、東西20mという大きさです。
1950年に天然記念物として県の指定を受けたこともあり、毎年たくさんの参拝者や観光客が訪れます。
取材当日は晴天の中たくさんの人が訪れていました。
秩父盆地は寒さが一段と厳しくなり、木々の色付きも進み、同寺のコミネカエデも今週末には見頃を迎えそうです。
西善寺の公式ホームページはこちら
秩父三十四ヶ所観音霊場、八番西善寺(さいぜんじ)のコミネカエデの様子です。
樹齢約600年、傘周り56.3メートルの大きなカエデは、南向きの葉が外側から徐々に赤く色づきはじめました。
見ごろにはやや早い状況ですが、例年11月中旬から12月初旬にかけて、紅葉見物の多くの観光客で賑わいます。
2012年10月28日(日)、横瀬町町民会館駐車場にて「よこぜまつり」が開催されました。当日はあいにくの天候でしたが、町内外から多くの人が訪れ会場は熱気に包まれました。
「里宮の神楽」「芦ヶ久保の獅子舞」「横瀬の人形芝居」などの伝統芸能が披露されたほか、地域の子供たちによるダンスや秩父屋台ばやしの演奏、「特命戦隊ゴーバスターズショー」など、老若男女が楽しめるイベントが開催されました。
東北物産キャンペーンやC級グルメ大会、餅つき等も行われました。できたての温かい料理やつきたての餅を食べたり、たくさんの地場野菜・花をお土産に購入したりする姿が見受けられ、来場者は年に一度のイベントを楽しんでいました。
横瀬町寺坂棚田の彼岸花の様子です。
先日の台風にもかかわらず綺麗に咲いています。
取材当日は天候にも恵まれ、カメラを片手に写真撮影を楽しむ人も見受けられました。
もうしばらく見ごろは続きそうです、週末に足を運んでみてはいかがでしょうか。
10月1日(月)、横瀬町の武甲山御嶽神社で里宮の神楽が奉納されました。
同神楽は毎年2回、4月15日の祈年祭と10月1日の例大祭として行われる町指定無形民俗文化財で、文禄5年(1596)鉢形守城日下部丹波守が、古例にならい武運長久・百穀豊饒(ひゃっこくほうじょう)を祈り奉奏したのが起源とされています。
その後一時中断されていましたが、文政元年(1818)に武甲山の神徳をたたえ神楽の隆盛を願って、神楽講中を勧進して復興したものです。
里宮の神楽の大きな特徴は、大太鼓・小太鼓・笛の囃子方が楽屋内より舞を見ながら奏する「隠れ囃子」であることです。
現在舞われている座名は、「翁渡し」「御姫舞」「剱鍛」「天狗舞」「神招き」「大多福」「岩戸開き」「稲作り」「大黒舞」「魚漁り」「隠箕隠笠」「変面想」「大蛇退治」「終修祓」の14座となっています。
また、曲目「大黒舞」では、三宝に載せた供物(くもつ)を舞台から見物客に振舞うため、多くの子供たちも訪れます。
爽やかな秋晴れとなったこの日も、たくさんの見物客や子供たちで賑わっていました。
9月29日(土)、横瀬町の寺坂棚田で「寺坂棚田彼岸花まつり」が開催されました。
武甲山を背景にして、約5.2ヘクタールの広大な棚田に収穫された稲穂や、植えられた約30万球の美しい彼岸花を見ることができます。
当日は天候にも恵まれ絶好の散策日和となり、散策や写真撮影をする多くの来場者で賑わいました。
また、棚田では古代米・ミルキークイーンなどの品種が収穫時期を迎えており、会場で古代米の餅つきなどのイベントが行われました。できたての餅はその場で振る舞われ、来場者は一足早い秋を味わっていました。