横瀬町の武甲山御嶽神社で里宮の神楽が奉納されました。
同神楽は町指定無形民俗文化財で、毎年4月15日と10月1日に行われます。
文禄5年(1596)鉢形守城日下部丹波守が、古例にならい武運長久、百穀豊饒(ひゃっこくほうじょう)を祈り奉奏したのが起源とされています。
その後一時中断されていましたが、文政元年(1818)に武甲山の神徳をたたえ神楽の隆盛を願って、神楽講中を勧進して復興したものです。
現在舞われている座名は、「翁渡し」「御姫舞」「剱鍛」「天狗舞」「神招き」「大多福」「岩戸開き」「稲作り」「大黒舞」「魚漁り」「隠箕隠笠」「変面想」「大蛇退治」「終修祓」の14座です。
お囃子は大太鼓、小太鼓、笛からなり、囃子方は舞台ではなく、楽屋内から舞を見ながら奏することが特徴です。特に「大黒舞」は、三宝に載せた供物(くもつ)を見物客に振舞うため、子供たちからも人気です。
この日も、たくさんの見物客や子供たちで賑わっていました。
8月16日(火)はお盆休みで、わざわざ東京からカメラを持って電車で来られた方もいました。また初めて獅子舞をみる子供たちは、獅子舞に食べられないか祖母に心配そうに聞いている姿がとても可愛らしかったです。
去年から舞をする場所にはブルーの天蓋が設けられ暑い日差しを遮る工夫がなされています。
当日はうだるような暑さだったので、獅子舞の男性、花園を表現する花笠の女の子達に水分補給や気分が悪くないか関係者が演目途中に一人ひとりに声をかけ気遣う姿が印象的でした。
獅子舞は「ササラ」と呼ばれ、竜源寺に住職として移り住んだ越後国魚沼郡妻有十日町来迎寺の生阿蓮心比丘という僧侶が、村越五右衛門の協力によって村の若者に伝えたといわれています。
獅子舞は主に悪魔悪病払いの祈願として行われ、朝9時から17時までの間、「幣掛り・眼忍び・蛇掛り・十文字・花掛り・女獅子隠し・竿掛り・白刃」の演目順で奉納されます。
本日、横瀬地域の観光ぶどう農園が開園しました。
横瀬地域のぶどう農園は6ヶ所あり、8月上旬から下旬にかけてはヒムロット・シードレスという緑色、種なしで皮まで食べることができる品種やサニールージュといった品種が収穫できるそうです。また、9月上旬からは巨峰、アキシードレスなどといった果房が大きい品種が収穫できるようです。
収穫できるぶどうの品種は各農園で異なりますので、横瀬観光ぶどう組合事務局(0494-25-0114)または各農園へお問い合わせください。
また、芦ヶ久保地域のぶどう園も同様に始まりました。詳しくは、あしがくぼ果樹公園村事務局(0494-22-1011)までお問い合わせください。
※今回の取材にあたり、みかど農園様のご理解とご協力をいただきました。
5月1日に横瀬町・武甲山山頂の御嶽神社で山開きが行われました。たくさんの登山客が訪れ、今年一年の安全な登山を祈願していました。新緑がとても美しく、魅力的な山の多い秩父地方ではこれからが本格的な登山シーズンとなります。
山の花道ではミヤマエンレイソウ、ヒトリシズカが咲き始めました。静かな山の中でひっそりと咲いています。