秩父三社(秩父神社、三峯神社、寶登山神社)元日の様子です。例年にも増して、数多くの参拝者で賑わっていました。
平成25年は巳年。「WebGuide秩父」読者の皆様にとって、“巳”のり多い一年となりますようにお祈りいたします。(WebGuide秩父編集部一同)
※今回の取材にあたり秩父神社、三峯神社、寶登山神社関係者皆様のご理解・ご協力を頂きました。
◎秩父神社
新年を迎えたばかりの境内には、参拝者の長蛇の列。古いお札やダルマをお焚き上げする炎で暖をとりながら、熊手や破魔矢を買い求める家族連れや若者のグループが、晴れ晴れとした表情で新年の挨拶を交わしていました。
昼間の秩父神社は、穏やかな陽気のもと大勢の参拝者で賑わいました。境内では毎年恒例、横瀬町担ぎ石保存会の「担ぎ石」神事が奉納され、力自慢の若者やうら若い女性、小さな子どもが石担ぎに興じ新年にふさわしい賑やかな初春となりました。
参拝後は絵馬やお守りを求めたり、おみくじに一喜一憂し今年一年の無事を祈願していました。
◎三峯神社
雪の残る三峯神社では山梨方面からのお客様も多く見受けられ、大勢の参拝者で賑わっていました。
参拝後にはおみくじを引く人や、甘酒やけんちん汁で暖を取る人もいました。巳年の絵馬も展示され、本殿横の御神木は触ると“ご利益”があると有名で、寒い中手袋をはずし願掛けする方が大勢見受けられました。
◎寶登山神社
寶登山神社の年末年始の様子です。大晦日の同社は、大勢の参拝者で賑わいました。参道には初詣の順番を待つ長い行列ができ、境内は若者からお年寄りまでたくさん人の熱気に包まれていました。
例年よりも寒さが厳しかった大晦日、お焚き上げの炎で暖をとる姿も多く見られました。
また、元日も大勢の参拝者が神社を訪れ、秩父鉄道長瀞駅から神社へ向かう緩やかな坂道を登る人々で賑わいました。参拝をすませ熊手や破魔矢を手にする人や、鳥居前に飾られる巨大絵馬と同じ寶船の絵が描かれた絵馬に、新年の願いを書く人の姿が印象的でした。
秩父の冬を彩る、「まちなかイルミネーション」の点灯式が行われました。
今年で3回目となり師走の風物詩として人気を集め、妙見の森公園や秩父駅前ロータリー、駅前通りなどで約10万個のLEDイルミネーションが点灯されました。
開会式ではハンドベルの演奏が披露され、イルミネーションに合わせたベルの音が響き幻想的な雰囲気でした。
期 間 2012年12月14日(金)~2013年1月20日(日)
点灯時間 17時~21時まで(期間中毎日)
12月3日午後7時頃、提灯で飾られた6台の屋台・笠鉾が、御神幸行列を先頭に約1キロ離れたお旅所を目指し、秩父神社を出発。神社周辺や秩父駅前はたくさんの人で賑わっていました。重さ10数トンから20トンを超えると云われる屋台・笠鉾がお旅所への急な団子坂(だんござか)を引き上げる様子は一見の価値があります。
※12月1日「秩父祭屋台」国指定50周年記念特別曳行の様子はこちら!
※12月2日秩父夜祭宵宮の様子はこちら!
※12月3日秩父夜祭大祭(昼)の様子はこちら!
約7,000発の色鮮やかな花火が打ち上げられ秩父路の夜空を彩り、屋台・笠鉾との共演に約19万人の観光客は酔いしれていました。
日本三大曳山(ひきやま)祭りの一つとして有名な秩父神社例大祭(秩父夜祭)が(12月2日宵宮、3日大祭)行なわれました。
※今回の取材にあたり秩父市役所観光課、秩父観光協会、秩父神社、各屋台・笠鉾関係者の皆様のご理解・ご協力を頂きました。
※12月1日「秩父祭屋台」国指定50周年記念特別曳行の様子はこちら!
※12月2日秩父夜祭宵宮の様子はこちら!
※12月3日秩父夜祭大祭(夜)の様子はこちら!
秩父の総社秩父神社の例大祭で、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに「日本三大曳山祭り」に数えられ、毎年多くの観光客が訪れます。
当日は絢爛豪華な2台の笠鉾と4台の屋台が曳行され、その様子は「動く陽明門」とも言われます。
江戸時代の寛文年間(1661~72)には祭りが存在していたという記録があり、300年余りの歴史があります。 江戸時代には祭りとともに秩父絹の市が立ち、秩父の経済を潤したといわれ、別名「お蚕祭り」とも呼ばれます。
12月2日(日)秩父市内で、秩父夜祭の宵宮が行われました。
※取材にあたり、宮地屋台保存会様のご理解とご協力をいただきました。
※12月1日「秩父祭屋台」国指定50周年記念特別曳行の様子はこちら!
※12月3日秩父夜祭大祭(昼)の様子はこちら!
※12月3日秩父夜祭大祭(夜)の様子はこちら!
今年の屋台芝居当番町、宮地町では愛宕神社境内で屋台芝居が上演され、秩父正和会による「菅原伝授手習鑑 吉田社頭車引之場」、宮地子供連の小学生による「青砥稿花彩画・白波五人男」の熱演に多くの声援や拍手が送られていました。
また、市内では上町・中町・本町の屋台が曳行され、曳踊りや屋台すれ違いといった所作事が行われ、翌日の祭り本番に向けて準備万端の様子でした。
12月1日(土)秩父市内で、屋台4台(宮地、上町、中町、本町)の特別曳行が行われました。
※12月2日秩父夜祭宵宮の様子はこちら!
※12月3日秩父夜祭大祭(昼)の様子はこちら!
※12月3日秩父夜祭大祭(夜)の様子はこちら!
この催しは「秩父祭」の屋台・笠鉾が国の有形民俗文化財の指定を受けてから50周年を迎えたことを記念して行われ、10月7日の下郷・中近笠鉾に続いての特別曳行になります。
屋台4台が秩父神社境内の「勢ぞろい」や宮地屋台と本町屋台の町中での「すれちがい」といった例年秩父夜祭では見ることができない光景に、多くのカメラマンや観光客で賑わいました。
今年収穫された秩父の新そばが味わえる「ちちぶ荒川新そばまつり」が、11月18日(日)、「ちちぶ花見の里」で開催されました。
今回で19回目を数え、会場内で打ちたて・茹でたてが食べられるとあって、そば好きや毎年楽しみにしているリピータが多数訪れ、昨年より多い13,000名を超える来場者を数え、準備された6,000食のそばは、予定時間前には終了する盛況ぶりでした。
※取材にあたり、荒川商工会様のご協力をいただきました。
このまつりは今年10月下旬に収穫された新そばを、紅葉の山々を見ながら食べてもらおうと、ざるそば1枚500円と格安で提供。ピーク時にはどの店舗とも長蛇の列ができる盛況ぶりでした。
さらにお楽しみ抽選会、小昼飯(こぢゅうはん)などの地元料理や特産品販売、郷土芸能や秩父屋台囃子、陸上自衛隊のラッパ隊等のイベント開催され、秩父路の晩秋を感じられる催しになりました。
秩父市大滝の大血川渓谷 金蔵(きんぞう)落としの様子です。
紅葉の見ごろが続き、色鮮やかに染まったモミジや渓谷美を見ることができます。この日もカメラを構える観光客や、ドライブ中に風景を楽しむ方々の姿が多く見受けられました。
秩父市大滝 中津峡の様子です。
日当たりの良い位置の木々は落葉が進み、特に大きな女郎モミジは完全に葉が落ちてしまいましたが、峡谷沿いに枝葉を伸ばす木々の紅葉が残っています。
取材当日は落ち葉の舞い散る中の散策や撮影を楽しむ方々が訪れていました。
秩父湖及び三峯神社周辺の様子です。
紅葉のライトアップも終わり、暦の上では初冬を迎え紅葉も見ごろをすぎました。
標高の低い観光道路や秩父湖付近では多少の紅葉も残っていますが、奥秩父では冬支度を始める時期を迎えました。