埼玉県長瀞町には、秋の七草が1種類ずつ植えられた「七草寺」があります。例年8月下旬~10月にかけて、秋の七草寺巡りとして人気の観光スポットです。今年も開花状況にあわせ、各寺の様子をお知らせしていきます。
■女郎花(おみなえし) 場所:真性寺(しんしょうじ)
鮮やかな黄色の小さい花が咲き、ほぼ満開となりました。
しばらく見頃が続きそうです。

■桔梗(ききょう) 場所:多宝寺(たほうじ)
青紫と白の桔梗が植栽され、寺を彩ります。現在4分咲きほどです。
遅咲きの花がこれから開花する見込みで、満開はもうしばらく先になりそうです。

■萩(はぎ) 場所:洞昌院(とうしょういん)
ピンクや白色の小さい花が、寺までの小道と境内を彩ります。
現在は未開花で、ご住職によると開花にはまだ1週間ほどかかる見込みとのことです。

■藤袴(ふじばかま) 場所:法善寺(ほうぜんじ)
現在咲き始めで、つぼみが多く満開はまだ先になりそうです。
見頃を迎えると、淡い紫色の小さな花がたくさん咲く様子が見られます。

■葛(くず) 場所:遍照寺(へんじょうじ)
七草の中でも比較的開花が早く、ほぼ満開となりました。
この遍照寺には葛の葉でできたトンネルがあり、下からも花を眺めることができます。

■撫子(なでしこ) 場所:不動寺(ふどうじ)
現在未開花です。つぼみが膨らみはじめ、1週間ほどで開花する見込みとのことです。
開花すると淡いピンクの可憐な花が参拝者の目を楽しませてくれます。

■尾花(おばな) 場所:道光寺(どうこうじ)
尾花とは「ススキ」のことで、満開になると黄金色の穂を境内で観賞できます。
現在2~3分咲きほどで、満開はまだ先になりそうです。

詳しい開花状況や関連イベントについては長瀞町観光協会のページをご覧ください。
[記事:tomita]
8月25日(日)、秩父市三峰の三峯神社で「三峰の獅子舞」が行われました。この獅子舞は毎年8月の第四日曜日に行われ、秩父市の無形民俗文化財に指定されています。※取材に当たり三峯神社様のご理解・ご協力を頂きました。
この獅子舞は三峯神社の末社で、安産・疫病除けの神として信仰される諏訪神社の大祭として奉納されます。着物に袴、白足袋姿でゴザや畳の上で舞うのが特徴で、「お座敷ざさら」、「御殿ざさら」と呼ばれます。また、静かにゆったりとした女性的な舞いであることから「じょなめき」とも呼ばれます。
例年ゴザを敷いて屋外で舞いますが、取材日はあいにくの雨模様で、社殿の中で舞われました。早朝にも関わらず多くの参拝客が訪れ、美しい彫刻の施された社殿の中での獅子舞にカメラを向ける姿が見られました。
[記事:tomita]
8月24日、秩父神社前、妙見の森周辺で、「あの花夏祭inちちぶ」が開催されました。同イベントは、秩父を舞台にしたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の劇場版公開を記念して行われました。(劇場版公開予定8月31日)
会場では、アニメのクイズ大会や秩父限定のグッズ販売、アニメ声優のプレゼント抽選会などが行われたくさんのアニメファンが訪れていました。
今回のイベントでは「あの花龍勢」の募金も行われ、吉田の「龍勢祭」(毎年10月第二日曜日開催)には、一昨年からあの花をテーマにした龍勢が打ち上げられ、「龍勢祭」の新たな名物として注目を浴びています。
今年の龍勢祭は10月13日に予定され、集めた募金をもとにあの花龍勢が打ち上げられる予定です。
秩父市内ではスタンプラリーやあの花ギャラリーの開放も行われ、アニメのコスプレをした若者も大勢見受けられ、街中はあの花一色に染まりました。
夕方からは、秩父神社境内で劇場版の先行上映会が開催され、幸運にも招待されたファンは新作劇場版に見入っていました。
※あの花劇場版の情報はこちら→→→あの花公式サイト
※吉田の龍勢祭の情報はこちら→→→秩父観光なび
[記事:kuwahata]
平成25年8月24日、秩父札所一番四萬部寺で、大施食鬼会が行われました。この法要は「関東三大施餓鬼」の一つとして大変賑わい、餓鬼道に落ちて苦しむ亡者を救い供養する法会です。古くは三十俵の米を炊き詰めかけた信者はもとより、多くの飢えた人々にも平等に施したものだったと言われています。
平成26年には12年に1度の御開帳が行われます。各寺の観音堂の扉及び観音様の厨子を開帳し、観音様の御手から手綱をのばします。その手綱を握ることで、観音様とのご縁をいただけます。
それを記念し、プレイベントとして「秩父札所巡りウルトラマラソン」が行われます。詳しくはこちらをご覧下さい。
[記事:masaru]
秩父・長瀞町の秋の観光名所「長瀞七草寺めぐり」。この七草寺に訪れる人々の安全を祈願する「七草寺霊場オープン法要」が、長瀞町の遍照寺で催されました。
秋の七草は「桔梗(ききょう)・藤袴(ふじばかま)・葛(くず)・萩(はぎ)・女郎花(おみなえし)・尾花(おばな)・撫子(なでしこ)」で、遍照寺では葛が育てられています。
法要は七草寺の住職全員が集まり、それぞれの寺に植えられている七草が献花されます。集まった関係者は住職の読経にあわせ、巡礼者の安全を願って祈願していました。
取材日は二十四節気のひとつ、処暑(しょしょ)で、この日から夏の暑さが柔らぐと言われています。徐々に秋の訪れを感じさせる長瀞の七草寺巡りに訪れてみてはいかがでしょうか。
七草寺巡りの詳しい情報はこちら→長瀞町観光協会
[記事:tomita]
秩父ミューズパークの斜面広場に咲くサルスベリの様子です。
同園のサルスベリは市街地を背景に赤、紫、白の鮮やかな花々で私達を楽しませてくれます。
現在見頃を迎え、取材当日もたくさんの観光客やカメラマンが訪れていました。
[記事:kuwahata]
2013年8月16日(金)、今年で45回目となる秩父あんどん祭りが秩父市の聖地公園で行われました。約10,000個の「絵あんどん・墓前あんどん」が公園内に飾られ、盆送りにやってきた人たちをやさしい光で照らしました。
おたき上げでは祖先を偲び、大きく上がる炎を前に参加者が1分間の黙とうをささげます。その後開催された花火大会ではスターマイン5台、約1,200発の花火が打ち上げられ、お盆の終わりとなる夜空を鮮やかに彩りました。
[記事:tomita]
秩父市上吉田の小川地区で毎年8月16日に行われる、「小川の百八灯」の様子です。
同地区の県道の両側に、400基近い「ウシ」と呼ばれる篝火の燭台が並べられ、16日の19時頃一斉に点火されます。
百八灯の煙を浴びると疫病にかからないといわれているため、人々はかがり火の中を3回往復します。
同祭りは県選択無形民俗文化財に指定され、起源は古く鉢形城の勇士の霊を慰めるためとも、疫病神を焼き払うためとも言われています。
今年から燭台の燃料には再生可能エネルギーのバイオディーゼルが使用され、エコロジーの面でも自然に優しいかがり火となっています。
19時過ぎからは花火も打ち上げられ、訪れた人を楽しませていました。
[記事:kuwahata]
2013年8月16日、横瀬町芦ヶ久保の白鬚神社において伝統の獅子舞が奉納されました。大雄(たゆう)・雄獅子(おじし)・女獅子(めじし)の3頭の獅子が勇壮な舞を披露し、花園を表現する花笠が四隅に立ち、笛や歌と一緒に舞いを盛り上げます。
この獅子舞は「ササラ」と呼ばれ、現在は「幣掛り・眼忍び・蛇掛り・十文字・花掛り・女獅子隠し・竿掛り・白刃」の8つの演目が奉納されています。普段は静かな神社が、この日は地元の人々やカメラマンで賑わいました。
芦ヶ久保の獅子舞の詳しい情報はこちら→歩楽~里(ぶら~り)よこぜ
[記事:tomita]
秩父市荒川上田野にある千手観音堂で、「千手観音信願相撲」が行われました。
信願相撲は毎年8月16日、荒川上田野船川地区の千手観音様縁日に行われます。
身体健康の願をかけ、相撲を奉納するもので、一つの取組みを二番行い、行司は軍配を上げるが最初に勝ったほうが次には負ける勝ち負けなしの取組みです。
こども達はまったなしの真剣勝負を繰り広げていました。
祭典当日、秩父市は35℃を超える猛暑日でしたが、カメラマンや地元の人などたくさんの人が集まって声援を送っていました。
[記事:kuwahata]