秩父路に本格的な冬の訪れを告げる、小鹿野町・八幡神社例大祭「鉄砲まつり」が12月9日(土)・10日(日)に行われました。
※取材日:12月10日(日)
このお祭りは、元々は豊猟祈願や猟師の試し撃ちが起源とも言われており、鉄砲が祭りで使用される珍しいお祭りです。
境内周辺では屋台歌舞伎の上演や神楽の奉納などもおこなわれ、とても賑やかでした。
また、神社へと続く参道には多くの露天が並び、地元の人はもちろん、多くの観光客が訪れ、普段は静かな山間の神社参道も、祭り関係者や見物客でごった返していました。
クライマックスは、10日16時頃からおこなわれる「お立ち」の神事です。
まず最初に高張提灯を持った氏子、二組の大名行列が鉄砲の砲火を走り抜けます。その後、二頭の御神馬が石段を駆け上がる「お立ち」と言われる神事が始まると、祭りの雰囲気は最高潮に達し、大勢の観客から拍手がおきました。このお祭りが終わると、秩父路には本格的な冬が訪れます。