2月3日、秩父三社(秩父神社、寳登山神社、三峯神社)で節分祭が行われました。
※取材にあたり秩父神社様、寳登山神社様、三峯神社様のご理解・ご協力をいただきました。
■秩父神社/節分追雛(ついな)祭の様子
秩父神社では節分追雛祭が行われ、多くの参拝者たちが訪れました。
10時から行われたつけ行事「鬼やらい」は秩父郡市内外から駆けつけた年男・年女が豆まきし厄払いをします。豆は小袋に2,500袋用意され、午前と午後の計7回平成殿から撒かれました。
神社境内の神楽殿では福神舞が舞われます。18時頃から社殿前で地元の素人力士による組み手の奉納があり、19時30分頃 から社殿で祭典を行います。古式ゆかしい神事は奉幣の儀、撒豆の儀、引目の儀と行われ、最後に福神舞が行われます。
■寶登山神社/節分追儺祭の様子
長瀞にある寶登山神社では11時・15時に節分追儺祭が斎行されました。
神職による蟇目(ひきめ)神事では東西南北、中央に向けて矢が射られ、邪気をはらい福を呼ぶとされています。放たれた矢を手にした人はその年の縁起が良いともいわれ、多くの参列者が注目する行事となりました。
また、年男・年女による豆まきでは「福は内、鬼は外」の大きな掛け声とともに豆やみかんが撒かれます。この豆には特別なお土産と引き換えられる「大当たり」の入った小袋があり、境内は福を授かろうとする多くの参列者で賑わいました。
■三峯神社/ごもっとも神事
秩父市三峰の三峯神社で今年も「ごもっともさま」神事が行なわれました。
「ごもっとも神事」は五穀豊穣・大漁満足・夫婦円満・開運長寿・子授け等の祈願をし7時・11時・12時・14時・16時と合計5回の神事が行われました。
福は内、鬼は外の後に「ごもっともさまー!」の掛け声と共にごもっとも棒を掲げ祈願をしていました。