秩父市上吉田の小川地区で毎年8月16日に行われる、「小川の百八灯」の様子です。
同地区の県道の両側に、400基近い「ウシ」と呼ばれる篝火の燭台が並べられ、16日の19時頃一斉に点火されます。
百八灯の煙を浴びると疫病にかからないといわれているため、人々はかがり火の中を3回往復します。
同祭りは県選択無形民俗文化財に指定され、起源は古く鉢形城の勇士の霊を慰めるためとも、疫病神を焼き払うためとも言われています。
今年から燭台の燃料には再生可能エネルギーのバイオディーゼルが使用され、エコロジーの面でも自然に優しいかがり火となっています。
19時過ぎからは花火も打ち上げられ、訪れた人を楽しませていました。