8月12日(日)、秩父市下吉田椋神社にて、平成30年の龍勢奉納抽選会が行われました。
今年は龍勢25流派が参加し、椋神社本殿にて神事、お払いが行われたのち、場所を椋神社社務所に移して各流派による抽選会となりました。
抽選会は椋神社にてお清めされた抽選くじを使用します。
まず、7流派が抽選に参加した今年の龍勢を2本奉納する事が出来る流派の抽選が行われ、今年龍勢を2本奉納する5流派が決定しました。
その後、くじ引きの順番を決める予備抽選が行われたのち、いよいよ龍勢の打上順を決める本抽選が行われました。
抽選結果はくじの先端に記載された数字で確定します。立会人に数字を確認してもらった後、その数字が読み上げられ、各流派の貼り紙がボードに貼り出されます。
本抽選の際は真剣そのもの。代表者の一喜一憂があった後、今年の龍勢の打ち上げ順が確定となりました。
これで各流派の打ち上げ順が確定し、いよいよ10月の龍勢に向けて、本格的な準備が始まります。
※取材にあたり、吉田龍勢保存会様、秩父市役所吉田総合支所様のご理解とご協力をいただきました。
■龍勢祭とは
毎年約10万人ほどの観客で賑わう龍勢祭は、別名「農民ロケット」と呼ばれ、手作りロケットを秋空に打ち上げて、椋神社へ奉納するお祭りです。
2018年3月に「秩父吉田の龍勢」として国重要無形民俗文化財に指定されました。打ち上げ式の煙火に関する国の文化財指定としては、全国初となります。
■龍勢祭
開催日:2018年10月14日(日)
時間:8:30~17:00
場所:秩父市下吉田・椋神社周辺
★詳しい情報は秩父観光なびをご覧ください