平成29年2月13日、埼玉県秩父市宮側町の武甲酒造株式会社で新酒が出来たことを知らせる「杉玉」が店舗軒先に吊るされました。創業264年の歴史を持つ同酒造では、毎年2月11日前後の大安日に「杉玉」が吊るされ、秩父神社のお清めをいただいています。
この杉玉の正式名称は「酒林(さかばやし)」と呼ばれ、良質な酒造りと神のご加護を願う意味が込められています。毎年新酒ができるこの時期になると、青い杉の葉を束ね、丸く刈り込んで作ります。新酒が出来た目印としても知られています。
※取材にあたり、武甲酒造様のご協力をいただきました。
同酒造の敷地内にある井戸は、水量、質ともに評価が高く、昔から酒造りに重宝されています。酒造りにおいて、良質な水と新米は必要不可欠な要素となります。2011年には「武甲山伏流水」が「彩の国クールスポット100選」として選ばれました。
社長の長谷川浩一さんによると、「良質な酒米と秩父特有の厳しい寒さで、きりっとした芳醇な味になりました」と、新酒の上々の仕上がりに満足の様子でした。
詳しくは「武甲酒造」のWebサイトまで