埼玉県秩父市番場町の秩父神社境内で、さくら草展が行われています。この催しは「秩父さくら草会」の主催で行われ、この季節恒例の行事となっています。
「さくら草」は北海道から九州にかけて湿性地に自生している花で、かつて埼玉県から東京都に流れる荒川の原野には大自生地があり、江戸時代には200以上の品種が栽培されていたようです。しかし明治維新以降、西洋の草花に押され、その数が激減しましたが一部の愛培家達の手で守り続けられ、近年その可憐さと日本的な美しさが見直されています。ちなみに「さくら草」は埼玉県の県花です。
境内には約380鉢、18人の会員が丹精込めた花が勢ぞろいし、訪れる人々を和ましていました。2015年現在認定された品種は約320種類あり、多くの愛培家に大切に育てられています。
・期間 4月25日(土)~5月6日(水・祝)
・時間 9時~17時 ※5月6日は15時まで
※詳しくは、秩父さくら草会(0494-79-0984 神林)まで