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第7回秩父人形サミット2019 in みなの(皆野町)


今も守り継がれる伝統 秩父の人形芝居が皆野町に大集合!!

12月8日(日)皆野町文化会館ホールにて、秩父人形サミット2019 in みなの が開催されました。

今年で7回目を迎える秩父人形サミット。横瀬の人形芝居、白久の串人形芝居、出牛浄瑠璃人形が一同に会するとあって、会場は多くの来場者で賑わっていました。

秩父人形サミット2019 in みなのの画像

秩父人形サミット2019 in みなのの画像

 

横瀬の人形芝居

横瀬の人形芝居の人形は70~80㎝程度。首、手、胴輪、衣装(着物)から成り立ちます。着物の背中の切り口から手を入れて操る「突っ込み式」で、一人遣いとなります。

横瀬の人形芝居の画像

上演前に横瀬人形芝居の人形、舞台についての説明がされました。

横瀬の人形芝居の画像

国内唯一の廻り舞台が特徴です。場面転換の際に舞台がぐるっと360度回転します。語りは、三味線を伴奏とした説経節(若松派)となります。

横瀬の人形芝居の画像

日高川入相桜より「清姫怨霊の段」が上演されました。

横瀬の人形芝居の画像

 

白久(しろく)の串人形芝居

白久の串人形芝居は、全国でも例を見ない二人遣いが特徴です。

白久の串人形芝居の画像

主遣いが人形の支え棒を持ち、首につながる篠竹や引き栓を操作して、首(頭)や目、眉を動かして表情を付けます。手遣いは、竹串を操作して左右の手を操ります。二人の呼吸が要求される人形芝居となります。

白久の串人形芝居の画像

白久の串人形は江戸末期に白久の豆早原(ずさばら)地区の人が、宴会で箸に手ぬぐいを巻き付けて人形にして、説経節に合わせて踊ったのが始まりと言われています。

白久の串人形芝居の画像

「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」が上演されました。

白久の串人形芝居の画像

 

出牛浄瑠璃(じゅうしじょうるり)人形

皆野町金沢出牛(じゅうし)地区は、かつて中山道筋の本庄・児玉方面から秩父へと続く重要な道筋で、かつては出牛宿として栄えました。

出牛の人形芝居は他の人形芝居よりも人形が80~90センチと大きく、三人遣いが特徴です。

出牛浄瑠璃人形の画像

主遣いが左手で人形の首を、右手で人形の右手を操ります。左遣いは人形に左手、足遣いは両足を操ります。

一帯を3人で操るため、修練を積まないと人形の動きがばらばらになってしまいます。3人遣いの操作により、より細やかな人形の動きの表現が可能になります。

出牛浄瑠璃人形の画像

出牛浄瑠璃は義太夫節で語られます。

出牛浄瑠璃人形の画像

明智光秀をモデルとした武智光秀が主人公の絵本太功記 「尼崎の段」が披露されました。

出牛浄瑠璃人形の画像

山間の秩父地方で受け継がれてきた人形芝居ですが、現在は上記3か所の人形芝居が伝統を受け継ぎ定期的に上演をしています。

埼玉県内ではもう一か所、三芳町竹間沢の車人形が今も上演可能です。