秩父夜祭大祭の様子です。豪華絢爛な笠鉾・屋台が勇壮な秩父屋台囃子にのり、冬の秩父路を曳き回されます。
市内では各町会の屋台が曳行され、「曳(ひ)き踊り」や「屋台すれ違い」といった所作事が行われます。
午後6時頃には提灯で飾られた6台の屋台・笠鉾が、御神幸行列を先頭に約1キロ離れたお旅所を目指し、秩父神社を出発します。
重さ10数トンから20トンを超えると云われる屋台・笠鉾がお旅所への急な団子坂(だんござか)、傾斜角約25度、長さ50メートルを引き上げる様は大迫力です。
当日の人出は約20万人で、秩父市街はたくさんの観光客で賑わいました。
秩父では夜祭が一年の締めくくりと言われ、祭りが終わると師走の慌しい中、正月支度に入ります。そしてまた来年の夜祭へと心躍らせ、年を越していくのです。
※今回の取材にあたり秩父市役所観光課、秩父観光協会、秩父神社、各屋台・笠鉾関係者の皆様のご理解・ご協力を頂きました。