秩父市山田の札所3番常泉寺ではアジサイが見頃を迎えています。
同寺の三間四面の観音堂は、秩父神社境内にあった蔵福寺が神仏別離で廃され、その薬師堂を明治三年に移築したものです。
永正十七年(1520年)から十二年間かけて建てられた常泉寺は、弘化四年(1847年)に全焼しました。その際、一本造の本尊だけが運び出されたが、脇侍にはその時負った火傷の跡が残っています。この寺院は江戸時代初期に札所となりました。本堂の方も弘化の火災で全焼しましたが、安政五年(1858年)に再建され、ここに薬師如来が安置されております。
現在見頃となっているアジサイは、青や紫など、色とりどりの花を咲かせ見物客や、巡礼者を楽しませていました。
札所連合会公式ページはこちら→→→秩父札所連合会