4月4日、秩父路に本格的な春の訪れを告げる御田植祭が秩父神社でおこなわれました。この神事は春の農作業に先立ち、今年の豊作を願い境内を神田に見立て、苗代作りから種蒔き、田植え、収穫までの模擬水田耕作風景を「田植歌」と共に奉納します。
また12月3日に行われる秩父神社例大祭「秩父夜祭」で、豊作をもたらした清らかな「お水」を武甲山へお返しする新穀感謝の神事でもあります。
取材日は生憎の曇り空でしたが、沢山の見物客やカメラマンで賑わいました。
同祭は埼玉県撰定無形民俗文化財に指定され、古くは旧暦2月3日に行われていましたが、その後明治6年の改暦によって一旦3月3日となり、その後4月4日に行われるようになりました。
※取材にあたり、秩父神社御田植祭保存会様のご理解とご協力をいただきました。