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WebGuide 秩父 トピックス(花・紅葉・イベント) > その他 > 今年も新酒ができました(秩父市)

今年も新酒ができました(秩父市)


 2月12日、秩父市宮側町の武甲酒造株式会社で新酒が出来たことを知らせる「杉玉」が店舗軒先に吊るされ、関係者が今年の新酒の出来を祝いました。
※取材にあたり、武甲酒造様のご協力をいただきました。
 この杉玉の正式名称は「酒林(さかばやし)」で、良質な酒造りと神のご加護を願う意味が込められ、各酒蔵では毎年新酒ができるこの時期になると、青い杉の葉を束ね丸く刈り込んで作ります。月日が経てば徐々に茶色く変わり、 鮮やかな緑色に蘇ったとき新酒が出来た目印になります。酒林に限らず酒蔵と杉の関わりは密接で、桶や樽・枡とさまざまな場面で利用してきました。

 

 

 同酒蔵13代目当主の長谷川浩一さんによると、「今年の厳しい寒さで、まろやかで芳醇な味に仕上がりました」と、例年以上の仕上がりに満足の様子でした。
 この杉玉はトラック1台分の杉の葉を集めて作られています。大人ふたりで抱えるほどの大きさ(直径約80センチ、重さ約40キロ)に仕上げるには、各蔵元で蔵人が作りますが、良質な杉の葉を手に入れにくいことや職人が減ってしまったため、専門業者へ依頼するケースがほとんどだそうです。しかし同酒蔵では昔ながらの製法で、職人が二十日間ほどで仕上げます。