10月4日、秩父神社境内で下郷笠鉾の組立が始まり、「標木(しめぎ)立て」が行われました。
※取材にあたり、下郷笠鉾保存会様のご協力をいただきました。
秩父祭で曳航される6台の笠鉾・屋台が、国の重要有形民俗文化財に指定され今年で50周年を迎えます。それを記念し10月7日(日)・8日(祝)、中近・下郷笠鉾を特別曳行します。
しかも今回の記念行事は、秩父祭の2基の笠鉾が花笠を付けて曳行され、例年12月の秩父祭では見ることのできない笠鉾本来の姿で、しかも2基揃っての曳行は初めてのことです。
下郷笠鉾が花笠を付けるのは平成9年以来とあって、200名を超える笠鉾関係者は慎重に作業を進めていました。長さ14メートルを超える標木に、1基約100キロもある笠を3層取り付け、標木を滑車で引き上げると、神社境内からは歓声が上がりました。笠鉾本体は6日(土)に組み立てられる予定。