秩父路に本格的な夏の訪れを告げる、川瀬祭が19日・20日の2日間行われました。
この祭は子ども中心に催され、秩父のお祇園として親しまれ350年以上の伝統を誇る夏祭りです。
19日の宵宮は最高気温35.3度と大変暑い日となりましたが、その暑さを吹き飛ばせとばかり、4台の笠鉾と4台の屋台が、 秩父屋台ばやしのリズムに乗って各町内で引き回されました。 日暮れとともに雪洞や提灯に明かりが灯り、午後7時をまわる頃、秩父神社に合計8台の笠鉾・屋台が勢ぞろい。悪疫退散を祈って天王柱立て神事が行われました。
20日はあいにくの天気にはなりましたが、午後3時ごろには祭りのクライマックス「神輿洗い」の神事が行われました。
重量約400キロの白木造りの神輿を、町内から選ばれた若衆が担ぎ、荒川を目指します。 荒川の激流に逆らいながら、「ワッショイ」の掛け声とともに進み、神座に到着すると豪快に神輿に水をかける、「神輿洗いの儀式」が行われました。