和銅会報
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和銅会報 第24号 平成20年1月11日発行

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「和銅」の大岩を浄めて1300年記念事業はじまる

 正月気分のまだぬけきらない平成20年正月8日の朝、和銅の歴史と関係深い「殿地(どんじ)」の庭に22人の和銅保勝会員達が集まってきた。長い竹箒、鉈、鎌、鋸を手にして「お祓い隊」の列が祝山を目指して登る。増田神官さんの手で、大岩に注連縄が張られ、祭壇も据えられた。風もなくみごとな寒晴の下、祝詞の声が響き、若林好会長に続き施設建造部長の若林正寿氏の玉串奉奠に合わせて全員列拝、切り幣が舞いしきる中、大箒で岩面が払い清められる。「和銅」の白文字がひときわ浮き立って、記念行事の始まりを宣言しているようだった。

平成20年1月11日
にぎやかに和銅祭
〜秘宝に眼を輝かす見学者が境内を埋める〜

  武蔵国秩父郡から和銅が献上されて、年号が「和銅」と改められたのは今から1300年前の1月11日だった。その輝かしい歴史を記念して、「和銅祭」が行われた。正確に言うと今度の和銅祭は第2回目になる。昭和8年(1919)1月11日に、時の宝登山神社の宮司塩谷啓山(俊太郎)を中心にして盛大に実施されたのだった。今度の和銅祭は、記念事業推進協議会の案内部(江原禎一部長)をを中心にする実行委員会(若林 操委員長)によって進められた。
 広報部のチラシ配布、原谷各町会の協力による回覧作戦等の宣伝効果もあって和銅祭への関心は日々高まり、当日早朝5時に整理券を求めて見学にお出での方もあり、開場時刻前に100名を超す行列ができた。実行委員長の開会宣言が発せられると、たちまち聖神社境内は見学者で一杯になった。緑地に「和同開珎」の模型と、「秩父市和銅保勝会」の文字が白抜きにされた腕章をつけた役員50名がメダル、絵馬の配布、社宝の案内、解説に大活躍。社宝の前には地元の下黒谷長寿クラブの会員達も大勢つめかけ、中には子供の時に見て以来という自然銅や、県指定文化財の「蕨手刀(わらびてとう)」との再開に興奮をかくしきれない様子の人もいた。
 昼少し過ぎには用意された和同開珎メダルも絵馬も出尽くしてしまった。遠方からの熱心な見学者も沢山見えた。研究資料の交換などもでき、4月の行事に再開を約束して帰った方もあり、文化財・文化遺産を通じての交流をはかる上でも意義ある催しであった。
 地元町会、諸文化団体、青年会などから奉納煙火がたくさん打ち上げられ、お祭り気分を大いに盛り上げていただいた。なお、社前に飾られた地元有志(柳 茂忠代表)制作の直径2メートルもある「和同開珎大型模型」が多くの見学者の興味をそそった。原形に忠実な上に、銅板張りの力作だった。しばらくの間、展示を続けて参拝者にも見てもらうことにした。記念事業の一環としては、「聖神社と黒谷獅子舞」「和銅と和同開珎」の写真入り解説板二基が設置された。今後の見学者に喜ばれる施設になることであろう。

和銅奉献1300年記念事業
《平成20年(2008)1月11日〜11月3日》
記念事業の概要
祝山「大岩祓い」
【1月8日】
秩父和銅祭〈和銅の秘宝特別公開〉
会場:聖神社境内【1月11日(金)】
和銅の歌「和銅讃歌」「開珎音頭」の制定・発表・披露(CD頒布)
【1月11日〜5月11日】
和銅奉献1300年記念式典・「和銅黒谷駅」改名 歓迎モニュメント除幕式
会場:和銅黒谷駅【4月1日(火)】
和銅奉献1300年記念祝賀祭
〈獅子舞大行列 東昌院〜聖神社(大祭)菜の花による和銅絵巻公開〉
〈秩父囃子、和銅資料公開、記念品頒布 他〉
会場:和銅黒谷駅頭、内田家(駐車場)、聖神社境内〜露天掘り跡 他
【4月13日(日)】
わどう俳句まつり
(応募締め切り3月15日・木製短冊にして遺跡沿道に展示 4月13日〜1年間・応募者には記念作品集を贈る)
「和銅と和同開珎」講演会、併せて「和銅の歌」披露
会場:秩父市歴史文化伝承館【5月11日(日)】
和銅遺跡の探訪・案内(随時)
聖神社御神宝(和銅石、和銅製ムカデ 他)公開(随時)
「和同開珎銭」の公開(随時)
左甚五郎作木彫り龍頭面の公開(随時)
和銅関連鉱物350点の公開(随時)
原寸大銅製「和同開珎」記念メダル発行・販売
「和銅遺跡案内書」「和銅と和同開珎」の発行・販売
遺跡見学コースの設定・案内(健脚コース・遊山コース)
和銅シンポジウムの開催
【10〜11月 】

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