和銅会報
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和銅会報 第21号 平成18年9月10日発行

第20号第21号第22号
和銅奉献1300年記念事業概要
−秩父市和銅保勝会準備委員会−
 和銅奉献1300年記念事業をどのように展開するかの討議も、回を重ねてある程度方向性が見えてきたが、まだ具体的な実現の方途は固まったわけではない。ここには、過日、秩父地域誘客促進連絡協議会幹事会への提言のためにまとめたものの概略をお知らせし、大方のご協力、ご支援をお願いする次第である。

【建造施設部門】 和銅鉱物館(自然銅関連鉱物資料350点余所蔵)の拡充整備、 和銅露天掘り跡整備を目指す。
(1)和銅鉱物館新築工事 《和銅遺跡見学者、研究者の「和銅鉱物館」への興味・関心 は非常に高い。そのような人々に満足してもらえる快適な資料館にすることが、 和銅への一層の理解を深めるための急務であると考える。》
現和銅鉱物館全面改修工事 《境内地内の東南部に新築可能な土地があるので、 和銅鉱物館を「奉献1300 年記念」として建設し、現鉱物館を、獅子舞専用に残 して、資料展示、獅子舞公演時の控え室として使用したい。》

【見学者案内施設部門】  和銅遺跡見学者、美野山散策者への案内、説明サービスの充実を図る。
(2)指導標等の補充補修 《見学者の理解を深める援助としての解説板の増設と、遺跡が広範囲に散在するため距離表示が必要と考える。大型解説板を設置し、黒谷駅を起点に距離表示を明記した案内板を設置したい。》

【案内・説明部門】 見学コースの設定、説明・解説の拡充を図り、和銅遺跡の宣伝・啓蒙のための人材確保・養成・資料作成等のソフト面を充実したい。
(3)見学モデルコース設定 《交通機関、旅行社等の宣伝資料としても活用してもらえる方途を開拓すべく、案内資料、案内者の提供等にも配意したコース設定に努力する。》

【資料作成部門】 和銅遺跡の宣伝・啓蒙に関する情報発信の効率化を図る。
(4)和銅会報・ホームページの拡充 《『和銅会報』の充実(和銅、和同開珎の研究資料等を計画的編集に基づいて発行)、『和銅会報』とホームページの効果的連動を図る。》

【事業部門】 日本史を飾る「和銅献上」「和同開珎発行」という大事業であるので、国家的祝典にまで高めるべきだとの前提に立って、和銅サミット(仮称)を頂点とする各種イベント、式典等、主催者サイドと密着した施策を実行する。
(5)奉祝記念事業
講演・シンポジューム奉祝記念式典に合わせて行う。
和銅遺跡講座単独講義 公民館講座(5回程度)
和銅の歌公募CD化を目指し、18年中に募集開始
わどう俳句まつり遺跡、神社、見学道の立木に俳句短冊(木製)展示
和銅遺跡めぐり見学モデルコース設定とも連動 諸交通機関と連携を図る
文化財写真展動画部門、和銅鉱物館とも連動
和銅杯自転車競争自転車業界、体協等の共催依頼
和銅杯マラソン体協、社会教育諸団体の協賛を依頼
和銅いろはカルタ公募(小中学校児童生徒、一般市民)美協の援助
記念品 記念切手・葉書(国の事業になるよう働きかける)
キーホルダー Tシャツ 絵葉書  和同開珎レプリカ、 メタル、ワッペン、ペナント、湯飲み ぐい飲み、ネクタイ 和銅名入りの菓子、酒、浴衣、(関連機関、業界の指導・援助要請)

【宣伝・広報。渉外部門】 観光・交通事業、観光施設、体験施設、文化施設等との折衝を通じ、 記念事業の喧伝に努め、奉献記念事業総体の記録作成整理に当たる。
(6)DVD記録動画制作
1. 観光PR映像(「ほのぼのとみどころいっぱい! ちちぶ」)
2.記念事業記録映像(「誇るべき私たちの歴史」「豊かで美しい自然環境」「愛され続けている伝統文化」)
●公的な観光案内所等へ配布し個人鑑賞を促す。
観光バス内、チケット販売所、道の駅・歴史文化伝承館等公共的施設での上映を想定。
●オープニングから関連イベント、記念式典までを文章と写真で綴るブックレットにDVDディスクを挟み込んだ「記念事業記録記念品」を頒布する。〈記録として、記念品としての価値が大いに期待できる〉
●映像内容
和銅遺跡を始めとする遺跡・史蹟 観光の見どころ
伝統芸能 秩父三社 札所 体験施設 観光施設
四季の自然と見どころ(山 川 草花 果樹園 他)
祭(春祭り 花祭り 夏祭り 冬祭 花火 他)

【獅子舞保存会部門】 和銅遺跡、聖神社、黒谷獅子舞の三者が一体となって古い文化圏が形成されてきた経緯からも、伝統民俗芸能を通じて、奉祝事業を盛り立てることを目指す。
(7)獅子舞公演事業
●古獅子頭修復
黒谷獅子舞団現有最古の獅子頭(竜頭型に近く古典的技巧に富む稍大型の頭)を修復し、現代に生かして獅子舞の充実を図る。
●獅子舞行列・沿道舞披露
古式豊かに大下から聖神社までの大行列。(最近の行列は、獅子舞団戦後復活50年記念―右写真)
●こども獅子舞公演披露
小中学校、青少年育成諸団体との積極的交流を通じ後継者育成を図る。
●獅子舞公演(含全市)
年間恒例公演の他、 関連イベントにも合わせて行う。

【総括部門】
(8)誘客促進環境整備(全般)
●露天掘り跡の小公園化
モニュメント付近の整備(あずまや、ベンチ等)
●黒谷駅構内に大案内板 『「日本最古の通貨発祥の地・和銅遺跡」下車駅』の標示
●『和銅遺跡』出版
和銅を軸に「秩父学」的内容とし、市・県内外のの識者に執筆依頼(DVD記録動画とタイアップ)
『和銅研究資料』『和銅案内』『ガイドブック秩父』等
●貨幣展
長瀞汲古館、古銭蒐集家等の協力を依頼
●和銅鉱物館移動展
歴史文化伝承館の一隅に陳列棚を設置し、和銅関係諸鉱 物・文書類、聖神社・黒谷獅子舞関係の器物・文書類を 一定期限による展示
●一時ロータリー設置
和銅露天掘り跡降り口傍にマイクロバス、タクシーの一時駐車場をつくり、高齢者、身障者等の見学の便を図る。(簡易トイレ設置)
(鉄道、タクシー会社等の宣伝、案内等の協力依頼)
●『和銅会報』『和銅案内』『秩父案内』等の大量印刷化
和銅、札所を重点に最新情報を織り込んだ案内パンフレットを大量に印刷し、各方面へ配布、見学者の興味をそそり、誘客促進につとめる。

遺跡周辺の草刈りと清掃作業に思う
善意は人の心にほのぼのとした温もりをあたえる
−設 楽 清 志−
 秩父市和銅保勝会では美の山青年部の応援を得て、今年も恒例の和銅遺跡周辺の草刈りと清掃奉仕作業を去る8月27日(日)に行いました。
 毎年、夏の盛りの作業なのでカンカン照りの日に当たることが多く閉口してしまいますが、今年は今にも雨が降りだすかと思われるくらいの曇り空、そして暦の上だけではなく初秋を思わせる涼しい日でした。過去には奉仕員の1人2人は蜂・虻・ぶよ・などに刺されて大騒ぎをしますが、今年はその世話もなく恵まれた草刈りと清掃奉仕作業日和でした。折角用意したキンチョールも出番がなくホッとしました。
 ところで今年の草刈りと清掃奉仕作業からは「善意は人の心にほのぼのとした温かい感動を与えてくれるもの」という大きな教訓を得ました。
 当保勝会では夏はご案内の通りの奉仕活動、そして春は上・下黒谷町会と秩父市共同で美の山観光道路に投げ捨てられたゴミ回収と清掃作業を行っておりますが、今年新たに企画した「黒谷絵になるまち写真になるまち展望広場」周辺・和銅遺跡モニュメント周辺・聖神社境内周辺」の清掃活動を毎月1回それぞれ数名ずつに分担し、下黒谷長寿クラブの応援も得て実施しておりますが、お陰で今年の草刈り清掃作業の負担は大変軽減されました。又ゴミのポイ捨て等も少なくなりました。所謂今年は現場がとても綺麗だったのです。綺麗なところにはおのずからポイ捨て等もできないし、綺麗なところは汚したくないという心理は誰も持っている筈です。現場の綺麗なのは人の心にその心理が反映したものと考えます。奉仕作業に当たった関係各位の善意に心から感謝している一人です。この度はとても感動しました。
 尚、残念なことも見つかりました。和銅露天掘り跡付近の斜面が崩れていました。早く何とかしないとやがて和銅露天掘り跡の保存顕彰に差し支える影響が出かねないと懸念し心を痛めました。
(和銅保勝会理事)

保勝会ごよみ
■平成18年8月8日(木)秩父地域誘客促進連絡協議会発足(若林会長出席)■8月13日(水)美野山・和銅遺跡定例清掃整備作業
■8月18日(日)和銅奉献1300年記念事業和銅保勝会準備委員会各担当部門責任者会議(聖神社社務所・13名出席)
■8月27日(火)美野山公園・和銅遺跡周辺草刈り清掃作業(53名参加)
■8月30日(金)秩父地域誘客促進連絡協議会幹事会(秩父市庁舎・会長他事務局より2名参加)
【和銅遺跡見学団体】8月23日 クラブツーリズム(考古学を学ぶ会23名)
(記録 和銅保勝会理事 田口友江)

編集(資料作成部員) ◎杉田守正 ○内田雅也 ○小池慶治 逸見久良 逸見 修

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