柳小屋から橋を渡りそのまま行くと十文字峠ですが、左に入る道に小さく甲武信岳へと書かれています。笹が刈られてはいますが、少し登ると道がなくなったらそれはミスコースです。手前に笹の薄いところがあり、かきわけながら更に登っていきます。
やがて尾根の右側を巻くようになると、途端に道が荒れてきます。斜面を丸太を頼りにトラバースしたり(写真)、行く手の道が消えているところでは赤テープだけが頼りになります。それでも千丈の滝まではそこそこ人も入り、慎重に行けばさほど問題はないでしょう。 |
千丈の滝は右手に大きく広がった斜面のところを降りて行くとすぐです。(かろうじて足跡らしいものはあります)滝が見えてくるところまで歩くと行き過ぎです。河原も広く休憩できます。この先当分水場がないので十分補給しておきましょう。
滝の上部で沢を渡りますが、橋は崩壊して残骸しかなく、渡渉するか、丸太を渡ることになります。滝壺まで落ちないように気をつけてください。(以前落ちて大けがをした人がいるとのこと) |
いよいよ真の沢林道の核心部に入ります。が、突然道がなくなりました・・・探すと右手の斜面に道が続いています。崩れてしまったようです。登りがきつくなり、三宝沢から離れていくと斜面を巻く道となりますが、これがくせ者。橋は腐った丸太が2本のみ、とか、道の跡形もない崩壊した斜面を岩を頼りに慎重に足を運びます。スリルを通り越して怖いくらいです。もし丸太が折れたら・・・
ようやく勾配のゆるやかな斜面になるとホっとします。ただし地図上ではどこなのかいまいちはっきりしません。 |
また急な登りが始まります。もう出発してから6時間近く。水も残り少なく疲れが出てきます。景色が少し広がり破風山が少しだけ見えます。 |
| 水場を発見。歓声があがりました。というのも登山地図に載っている場所にはそれはなく、あきらめていたのでした。どうやら地図(昭文社エアリアマップ97年版)にある水場の位置は間違いです。その次の沢にあります。 |
この先崩れそうな木組みの斜面を抜けると、やっと道がはっきりとして、もう危険個所はなく緊張から開放されます。登るに従って苔むした原生林になり奥秩父らしい景色に出会え、40分ほどで十文字峠〜甲武信岳縦走路に出るともう山頂も甲武信小屋もすぐです。
道が悪いために距離の割に時間もかせげません。台風や大雨などがあると通行できるかどうかも不明です。事前に必ず現地に確認しておくことが必要です。(甲武信小屋の山中さんにお世話になりました) |