最も近い出発点は大血川渓谷の観光釣場の先、東大演習林のゲートから入ります。車はその先の路上の空いたスペースに置けます。
作業小屋を右手に見て、しばらくは林道歩きですが、山肌の新緑が美しい時期です。紅葉の時期も楽しめそうです。林道は小さい橋のたもとで終わりになります。ここが最後の水場ですので十二分に補給しましょう。 |
尾根筋への登りとなり、しばらくは急、そのあと一旦なだらかになりますが、再度急な登りが続き、やがて笹が両側に覆いかぶさるようになると、縦走路の三差路に飛び出します。
尾根筋の登り。このあたりは比較的楽です。
やっとフラットないい道に出たものの、また次第に笹の原となり、次第に道が不鮮明になってきます。その先がわからなくなったところでいきなり90度左に曲り、ほとんどずり落ちるような急坂に取り付きます。 |
ここが小黒(おぐろ)のピークへの登り口です。(ここは何も標識はありません)ここを左の斜面にあがっていきます。
急坂はものの10分くらいで、少し傾斜が緩くなると周囲は原生林となり、すぐに小黒のピークに到達します。 |
ここの上部が小黒のピーク(1650m)。
小黒から一旦下ると、小鞍部で小さい板切れの標識があり、そこが大血川峠と呼ばれています。かつては大血川集落〜大血川峠〜酉谷峠とショートカットで抜けて日原への歩く道があったそうですが、縦走路以外はもう道は笹の海に埋没してしまっていました。
大血川峠からひと登りで酉谷山に到着です。 |
標高1718m。山頂からは奥多摩側の眺めが雄大です。
長沢背稜の中心となる山の一つで、遠くからでも比較的見分けがつきます。
長沢背稜の縦走路からは外れていて、ヤブ道をかき分けないといけません。最近は以前より登る人が増えてきていますが、ほとんどが奥多摩側からのアプローチです。
酉谷小屋は昨年再建され、水場もあり、少人数なら宿泊可能です。 |
大血川から登ってきた三差路まではピストンコースです。
この間大きなピークは3つほどありますが、その他小ピークが多くかなりバテます。ヤセ尾根もありますが危険な場所はありません。
途中までは笹の原で、以前は完全に『海』と化していたそうですが、現在は刈り払いがおこなわれており少なくとも道は非常に明瞭で、その点では問題はありません。それでも10m先の人が見えなくなるところもあります。 |
手前のピークにふさがれて熊倉の山容が一向に見えてきません。しかし熊倉の一つ手前のピーク周辺(後でわかったのですが)は見事なアカヤシオツツジでした。両神山など問題にならないくらいの数が咲き誇っていて穴場です。(ただし熊倉山から来てもかなりきつい行程です)
またこの近くに三峰〜白岩の尾根が一望できる絶景の場所があります。
ようやく熊倉山のピークです。突然ゴミが現れ、人が多いことを物語っています。 |
熊倉山(1427m)
ここだけはなぜか錆びた鉄板に書かれた山頂標識です。(昔から変わっていないようです) |
アップダウンの多い行程でグロッキー気味にもかかわらず、まだここから下まで降りねばなりません。大肌尾根は人は少ないのですが、最も短時間で熊倉山に登り降りできるルートです。
いきなり尾根に沿って急坂をズンズンと下ります。危ない個所はあまりありませんが、歩幅が大きくなるためさらに体力を消耗します。
途中で分岐がありましたが、地図にはない道です。 |
また急坂となりジグザクに降り続けます。下が見えなく延々と続くかのようでした。次第に道が荒れてきて足下に気をつける個所が多くなってきました。しかし、暗い植林帯を抜けると伐採個所に出、秩父市方面の展望が見事でした。(普段あまり見ることの出来ない角度で新鮮でした) |
伐採個所はかなり道が荒れていますが、下まで見通せますので気が楽です。もう一台の車を置いた個所(城山の直下の峠風の場所で、何台か車が置けます)にようやく降りてきました。 |